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設立趣旨・ミッション

IFCの実用化

IAI日本ではIFCの実用化に向けて、過去4年間、4回にわたりIFCの実証を実施してまいりました。1997年当初の実証実験はIFCもリリースされたばかりのR1.0を利用し、対象とする建築部材もまだ不充分な状況でした。続いて、R1.5、R1.5.1がリリースされ意匠系及び形状を中心に充実化が図れ、R2.0では建築物の物材オブジェクトもほぼ完備され、その他設備系機器情報も整備されました。更に性能情報をオブジェクト単位に定義できるプロパティも充実してきました。現在ではR2.xがリリースされXML化も実現化されます。

この様に4年前から比べると、IFCの仕様としての進歩は目を見張る物がありました。当初、我々インプリメンテーション分科会はソフトベンダー向け実装の為の努力を中心に活動してきました。しかし、昨年以降は実務としての利用を目指すべく、実務者との協業による実証を続けております。

実証によりIFCは一部部材のみの情報共有、交換も可能であることを実証しました。よって設計情報を利用したEDI、ECへの展開も可能になってきます。

これからは、更にフィールドに近い業務でのIFC利用、設計業務以外でのIFC利用を実証していきたいと考えていきます。

ここでは、2000年9月20日〜9月22日に池袋サンシャインシティ文化会館にて開催されたA/E/C SYSTEMS JAPAN 2000で行った実証内容を紹介します。

実証実験概要

  • IFCデータを共有化することによるコラボレーション設計の実証
  • 建設業務プロセスを主体としたデモンストレーションの実施
  • 資材メーカー側(今回の実証では建材メーカー)の資材情報をIFC化することによる業務効率化の実証
  • C-CADECの成果物である建具リスト作成システムとIFCとの連携
STORY1
図インフォマティクス/構造計画研究所/マイクロソフト/グラフィソフト/NEC/YKKap
STORY2
図福井コンピューター/住友セメントシステム開発/富士通/ユニオンシステム/中電コンピューターサービス
STORY3
図兼松エレクトロニクス/シスプロ/設備・FM分科会参加

実証実験内容

ここでは、Story2で行われた、IFC共有DBを活用したコラボレーションの内容を紹介します。

Story2の実証実験では、ゼネコン・設計事務所と建材メーカーの双方が情報を提供、共有する利便性をIFCで実証し、更にC-CADECの成果物である建具リスト作成システムとの連携も実証しております。結果として、システム的な問題はない事が証明されましたが、業界レベルでの建具情報の標準化と業務プロセスの見直しがポイントであることが判明しました。

図

実証実験による成果

  • FCのPropertySetを利用することでWeb上での資材情報の検索が可能であることが実証された。
  • 既存システム(今回の実験ではC-CADECの建具システム)との情報連携がIFCを利用することにより実現でき、データ入力の効率化、データの品質向上が図られることを実証された。
  • 建材メーカーのDBと建物プロジェクト情報を連携・運用することで、建材メーカーの作業の効率化を図ることが可能である。(数量拾い工数の削減)

実証実験から見えた課題

ゼネコン、設計事務所の実務者のIFC実用へ向けての活性化が不十分

ゼネコン、設計事務所・建材メーカー間での情報連携における必要条件
  • 実務レベルでの情報連携実証およびメリットの明確化
  • 検索項目の統一、建材情報の標準化
  • 情報連携(設計情報、性能情報など)、業務プロセスの見直し、検討

今後の活動に関して

本実証実験結果をベースとした今後の活動予定は以下の通りです。
  • ゼネコン、設計事務所・建材メーカーとの連携強化と実務に沿った実証
  • ifcXMLなど、XML仕様を利用したB to B、ECを見据えた実証
  • IFCに対応した製品推進
  • IFC R2.Xの調査、検討
  • ゼネコン、設計事務所数社によるIFC体験利用の実施

補足資料

今回の実証実験で利用したIFC R2.0のオブジェクト利用範囲とその構造

図




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